春に播き、初夏に収穫した自社栽培の「キタワセ」の玄そば（黒い殻つき）です。全国のお蕎麦屋さんで使っていただいています。※こちらはそば粉ではなく、殻付きのそばの実です。ご注意ください。

7月22日発送より新そばとなります。

☆そばをご注文の方へ
7月1日〜9月15日ごろまでクール便対応を行っております。期間以外は、通常便でお届けいたします。尚、商品を5,400円（税込）以上お買上の方には、クール便料金より330円（税込）値引きさせていただきます。

※クール代金や29kg以上ご注文の場合は、システムの関係上、表示される送料に反映されません。恐れ入りますが、弊社からお送りする「受注完了メール」にてご確認下さい。



--

【常陸春そば　誕生秘話】
春そばは、日本一早い「新そば」！

2005年の秋、森ファームの畑を真っ白に彩っていたそばの花は、台風の上陸による雨と風に、一日にして倒され風景が一変しました。さらにその年は、風台風が北海道の収穫直前のそば畑をも襲い、そばの実を叩き落してしまいました。全国のそばの産地は、今までに例の無い大不作となり、全国のこだわりのそば屋さん悲鳴が聞こえて来るほどでした。弊社も例外なく不作となり、既存のお取引のおそば屋さんにご理解いただき、取引量を前年度の60％に減らしていただきました。

そば栽培の一番の難しさは、天候に大きく左右され、不作と豊作を繰り返すことです。そして、価格は高騰と暴落を繰り返します。つまり、不安定な作物なのです。そこで、そばの安定供給を目指し、難しいとされる春そば栽培に無謀だと言われながらも挑戦しました。

春蕎麦栽培のひとつ目の難しさは種まきのタイミングです。早すぎると、せっかく生えたそばの芽が遅霜にあたり、全滅してしまいます。また、そばは乾燥には比較的強い植物ですが、逆に水分を苦手とします。そのため、梅雨時期の大雨やゲリラ豪雨などによる被害を防ぐための対策が必要となります。さらに、収穫においては、蕎麦の茎がまだ青々としている時期に収穫を行うため水分が多く、コンバインなどの収穫機への負担が大きくかかり、こまめにメンテナンスをする必要があります。こういった課題を試行錯誤しながらひとつひとつ乗り越えていきました。

そして、2006年の7月に誕生したのが「春そば」です。みずみずしい新そばの緑色が美しく蕎麦を打つのが楽しくなります。4月下旬から5月上旬に種を蒔き、6月下旬に収獲を迎え、7月から販売される日本一早い「新そば」。それが森ファームの「春そば」です。そばの新しい「旬」をぜひお楽しみください。